長野県の最西端 木曽の奥の院、滝越地区にある食事処「水交園」。
王滝川、白川、上黒沢川という3つの川の水が交わることからこの名がつけられました。
綺麗な水路を利用して魚の掴み取りや釣りを楽しめ、釣った魚は目の前の囲炉裏で塩焼きにして、木曽内外のこだわりの食材を使用した料理とともに味わうことができます。かつては村が運営し、利用者不足によって営業を休止していたこの施設(要確認)を引き継ぎ、運営しています。
滝越地区は王滝村の始まりとも云われる地ですが、過疎化・高齢化が進む村の中でもその変化が最も著しく、かつては盛んだった地域行事や自治活動も維持が困難になってきています。さらには豪雨災害などにより地区が孤立するなど様々な問題を抱えている地区です。
しかし私たちは「滝越」を会社名にも冠するくらいに、この地区もここに住む人達のことも大好きなのです。
だからこそ、この「水交園」を通じて滝越の魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと考えています。
地域が交わる、食材へのこだわり
水交園で提供している料理は、ほぼ木曽産・信州産・国内産の食材を使用しています。
開田高原産の石臼挽きの蕎麦粉で打つ「二八蕎麦」には、県内産の醤油と養命酒のみりんで作る2週間以上寝かした「かえし」と北海道産の天然昆布と土佐清水の宗田節でとった「出汁」を使用。
そのほかにも信州ポークに木曽町の小池麹店の味噌と養命酒のみりんを炭火で焼いた「味噌豚串」や、王滝村産のエゴマを用い、村のばあちゃんから教わった「王滝の五平餅」、北海道産小麦、国内産チーズを中心とした「薪窯ピッツァ」など、どのメニューも誇りを持って提供しています。
食材を通じて地域と地域、地域と人、人と人が交わる。水交園がそんな場所となることを目指しています。