農家民宿であり、大衆酒barでもある常八。
店の名前は元々この家の屋号だった常八をそのまま使わせてもらっています。
人口約720人。過疎化が進む王滝村は、空き家の増加や高齢化で、草刈りや農業、雪かきなどの力仕事ができない方が増え、子どもの数もどんどん減ってきています。昨年は、村の中心部にあった食堂が閉店し、気軽に食事ができる店がなくなってしまいました。
「どうしようもないな」「なるようにしかならない」
そのような声が聞こえる中、この王滝村に助っ人が現れました。それは、海外からの訪問者。
彼らはボランティアとして村の手伝いをしながら、村の文化や暮らしを学びます。村の人たちは海外からの参加者に仕事を手助けしてもらいながら、英語にも触れ合える。消滅可能性都市として指定された私たちの村に、海外からのお客様が増え、“国際化”と“助け合い”が起き始めました。
それと同時に、必要となったのがこの「常八」でした。
海外のボランティアツアーの拠点として2020年にクラウドファンディングに挑戦し、ありがたい事に208万円の支援をいただきました。
しかしコロナの影響を受け、海外客はストップ。
まずは村内の方、国内の方に喜んでもらいたいと宿泊とBarの運営やイベントの企画・開催などを行ってきました。
王滝を感じてもらいたい
初めて王滝を訪れてくれた人に、できるだけ王滝の魅力を知ってもらいたい。
そんな思いから、カウンターやフローリングは木曽ヒノキを使用し、薪ストーブの壁画は森の文化を伝えるフレスコ画を描いてもらうなど、内装にもこだわりを注ぎ込んでます。
また、リビングには愛知用水のために沈んでしまうことになった地区の記憶を残すため、歴史を描いた壁画を王滝在住のアーティスト近藤太郎さんに依頼しました。
INFO
TEL:0264-24-0514
宿泊4,000円 / 朝食700円 / 夕食2,000-2,500円
詳細はお問い合わせフォームまたは上記電話番号へお問い合わせください。